サリヴェン

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 世界の名は『サリヴェン』。  魔力は魔法のエネルギー源であるが、魔力とは大地のエネルギーに近しいものである。例外はあるものの大抵は、新たな宝石を発掘するか、地下で媒体となる純水に浸け魔力を回復した宝石でしか、魔法に変換できない。  この世界には魔力に満ちており、三つの種族が存在する。獣人族、龍人族、人族の三種は各々文化を持ち、それぞれの生き方で生きている。そのために、他種族同士が会うことは滅多に無い。  人族は他の民族に比べ身体能力は劣るが、それらを補うように知能が秀でている。また、圧倒的に人口が多く7つの国を作った。  宝石は純度が高いほど、多くの魔力を溜めている。  そのために、発展した魔法の活用技術を持つ人族は多くのより良い水晶を求めた。宝石を扱う店が増え、それらの店に売り儲けるために各地のあらゆる場所でありとあらゆる宝石が採られた。
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