海港中学男子バレーボール部～創部編～

あらすじ

バレー部だった伊野部俊は転校先でもバレー部に入りたかったが、転校した海港中学には女子バレー部しかなかった。男子がバレーボールをすることが出来る環境を探し求めるが、バレーボールという競技は男子ではマイナー競技。見つけることができずなんとか女子バレー部の練習に混ざって練習させてもらうことになる。
女子の練習相手をして女子を勝たせることができる一方で試合がしたいという思いが強くなる。一方で女子に男子が一人混ざっているという状況を教師陣が問題視し始める。伊野部はバレーボールを続けるため男子バレー部の創部に動き、時間はかかったが野球部や陸上部の雄志達によって掛け持ち助っ人という形で男子バレー部ができる。
男子バレー部として試合出場と勝利を目指すが、掛け持ち助っ人達は自分たちの部活が終わってからバレー部の練習に参加する。そのため勉強の方がおろそかになり、みんなの成績が落ちてしまう。それに激怒した教師達に掛け持ち助っ人を禁止され、自分たちの部活に戻って勉強も頑張る。伊野部にも助っ人達にも怪我や事件などのアクシデントが起こり、バレー部としての試合出場と勝利を目指し続けられなくなる。
しかし掛け持ち助っ人達はなんとか成績を上げて掛け持ち助っ人を許され、伊野部と共に再び試合出場と勝利を目指す。しかしバレー部として活動できない間に時間が進み、出場できる試合は三年生最後の試合のみ。全員が本気で練習に挑み、急造ながらチームを作り上げていく。今まで女子の練習相手をしていたことから、女子バレー部全面協力で男子チームの強化を行う。
急造チームで勝利を目指して試合に挑むも強豪を相手に苦戦。なんとか強豪に食らいつくも惜しくも敗北。目標の勝利には届かなかった。惜しいシーンもあり勝てなかった悔しさを高校で晴らそうと、伊野部は次のステージでの試合出場を目指し、助っ人の何人かが今回の試合をきっかけにその後バレーボールを始めることになった。