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「水輝(みずき)。終わったなら帰ろーぜ」 「ん?ああ、浩介か。おう」 HRが終わるとすぐさま俺の机に寄ってくる浩介。 浩介とは中学から同じで、受験する高校が一緒と知ってからより一層親しくなり、高校に入ると常に二人で行動するようになった。 そして一年は早々と過ぎ去り、二年生になった俺らはまたもや同じクラスになつた。 「今日なんか食って帰らねえ?」 「え」 「なんも予定ないだろ?いいじゃん、行こうぜ」 そう言って俺の肩に手を回した 「わかった」 俺はゆるりと腕を引き剥がした あまり触られるのは好きじゃない 浩介なら尚更だ 俺は浩介に、男に、恋している。 こんな俺を知られたくない 少しでも触れられるだけでドキドキしているなんて、 浩介のことをそんな目で見ているなんて知られたくない .
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