第1章

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「お母さんこちらを」 そう言って渡されたのは一枚の手紙でした。 ~ お母さんへ、この手紙を読んでいるとしたら、俺は死んでしまったということですね。 最後に親孝行ということで、一億円を残します。 家のローンと弟の大学資金、それとお母さんの好きな事に使ってください。 顔を見ては恥ずかしくて言えなかったけど、 いままで育ててくれてありがとう。 ~ 「息子さんが保険に加入される時に書いていた手紙です。 本当にお母様の事を大切思っていらっしゃいました。 息子さんが希望された通りのお金の使い方をお母様がしてあげてください。 それが息子さんが生きた証になるのではないでしょうか?」
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