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水音をさせながら、耳を舐め、唇で挟み、そちらに気を取られている隙に右手は身体のラインに沿って上下に滑らせる。
胸に触れそうで触れない位置。
腰のくびれが艶めかしく、柔らかいが程よく締まったお尻は病み付きになりそうだ。
耳から首筋へキスを移動させ、顔を埋めると栞奈のいい匂いが鼻を刺激し、俺の脈拍を上げる。
栞奈だと意識させられるだけで、俺の興奮は増していくようだ。
くっきりと綺麗な形をしている鎖骨に舌を這わせ、手を服の裾から侵入させる。
手繰り寄せながら服を上げると、普段は見ることのできない綺麗な素肌が顔を出し、その白くて柔らかいキャンパスに俺の印を付けていけと誘われているような気になってしまう。
我慢ができず、下着ごと上の服をあげると現れた弾力を持った栞奈のふくらみが揺れ、気付くとキスをたくさん降らせていた。
栞奈の手が俺の頬に触れ、まるで俺を落ち着かせようとしているかのように撫でた。
でも、逆だ。
今の自分の顔を見たら、栞奈は嫌がるだろう。
めちゃくちゃ艶めかしい顔をしているんだから。
そんな顔と漏れ出る声を聞いて、落ち着くはずがない。
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