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事件と言ってなんだが今俺は白い空間にいる。だが目の前にハイカラなおじいちゃんがいる。
俺としてはまたあの野郎のせいで目の前にこのおじいちゃんがいると思ったがこのおじいちゃんの言葉でその思考が崩れる
「ほっほっほ、違うわい!!」
怒鳴られたのでビックとしてしまい体を震わせてしまう。それもこれもあの野郎のせいだ。怖いおじさんとお話(拷問)されたり、隠れんぼ(逃走中)したりなど数々の恐怖が甦ってくるからだ。
「大丈夫じゃ。あのものはここには呼んどらん」
「だったら何の用ですか。まさかあの野郎に女を取られてその憂さ晴らしに俺をボコリに・・・」
「だから違うわい」
ふ~安心だ。けどそんなに簡単に信用していいのかと思うが、俺にして見ればこの言葉は非常に重い。毎日ボコられる俺にとって違うと声かける奴はいいやつしかいない。だってマフィアに絡まれているやつに普通は声さえかけてこないし、あの野郎に女を取られた俺がわら人形代わりにボコるやつしか近づいてこないからだ。
じゃあ、このおじちゃんは何なんだ
「それはな、わしが神じゃからよ」
「は??」
等々俺は変人までに絡まれるようになったようだ。俺の人生終わったな。
「変人じゃないぞ。わしは神じゃ! さっきからお主の思考を読んでおろう?」
確かに、物理的な害はなさそうだから話だけでも聞こうか
「ではその神様が何のようでしょうか?」
「やっと本題に入れるわい。まずお主は異世界召喚されている」
なんというかそんな感じはしていた。それを知った、それに関連するネット小説を見たのは生活が安定していた中1の時だが…。
「ん? されているってどういう事だ?」
「それはじゃな、わしが干渉しているからじゃよ。とは言ってもお主以外のものはここに呼んどらんから一時停止してもらっとる」
「そうか、それは安心だ」
「それでじゃ、実はお主に頼み事があってここに呼んだわけじゃが、その頼みごとがお主に神を務めてもらいたい」
「は? 神様あんた大丈夫か?」
仮にこいつが神だとしても、いや普通の人間でもそんな重役を呪われている人間に頼むか普通。答えは否、やっぱり変人か。
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