あすなと佑都

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俺はバイトのコンビニに電話をしてとりあえず一週間休みをもらう電話をした、その日のうちに後飛行機で地元の北海道に慌てて帰る。 札幌まで電車を乗り換え駅を出て地下鉄に乗り警察から電話のあった病院まで急ぐ。 「あすな!」 そして、俺は病室のドアを勢いよく開けて妹の名を叫んだ。 彼女は肩に付く位のふわふわの髪をなびかせ振り向いた。 あちこち包帯などはあるものの、俺の声を聞いた瞬間安心したような笑顔を見せてくれた。 「……あすな……」 俺はその姿を見て心底ホッとして力が抜けて、その場にへたり込む。 「……父さんと、母さんはどこ?」 俺がそういうとあすなは寝ていたベットから起き上がり立ち上がろうとした。 「大丈夫か?」 俺は駆け寄り身体を支えようとする。 丁度そんな時、病室の扉が開かれた。 ――警察の人だろう。 「案内します」 と、言われて俺は男2人に連れられ霊安室まで案内された。 「父さん……母さん……」 その姿を見た崩れ落ち、瞬間のどが詰まった感覚が襲ったのと同時に、目頭が熱くなりぐっと握った拳に涙が零れる。
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