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そんな事も続いたが一週間もあれば落ち着いていくもので。
そして、俺は一度東京に戻ることになった。
「行ってくる……な」
自宅の玄関であすなに声をかけた。
本当は、そばに居たい。
だけど俺はあっちで生活をしていたので、あっちの生活もあるから。
……最終的に、荷物をまとめ俺はこっちに戻ってこようと思っていた。
こんなあすなを今1人には出来ない。
声優の夢を諦めたわけではない。
だけど今じゃないはずだ。
あすなは俺の言葉にこくんと笑顔で頷いてくれる。
その笑顔に、俺は早く帰ってこよう。俺の居場所はここだと深く自分に言い聞かせた。
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