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「田宮...林菜...か(たみや りんな)」
俺は口に出して彼女の名前を確認する。
隣のクラスの美少女。
スタイルは獏群。長い黒髪を腰までなびかせ前髪まで長く伸ばしたものを横分けにしている。
友達などはいるのかいないのか、いつも一人で窓の外に視線を向けている。
俺の恋の相手だ。
といっても、きっと認識すらされてないであろう。
でもそれでいいのだ。ただ彼女をこうして眺めていられるだけで俺は幸せだった。
好きな食べ物ってなんだろう?
趣味はあるのかな?
兄弟は?
か、彼氏とかいたりするのかな...///
そんなことを考えていると休み時間がすぐおわってしまう。
そうやって彼女に思いをはせたままもう6月。
梅雨がやってきていた。
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