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2月の雪が残る寒い夜。
バイト終わりに、思い詰めた表情のスナが待っていた。
大きくなってしまったしこりが破裂するように、心を曝け出し打ち明けてくれた。
きっと、その時のスナの気持ちは、私にしか分からなかったと思う。
まだまだスナと話していたかった。
平日で次の日学校があったから、仕方なく、後ろ髪が引かれる思いを残して、その日はお互い家に帰った。
自転車を漕ぎながら漕いでいる間、家に帰るまで、家に帰ってからもずっと、スナのことを考えていた。
頭からスナのことが離れなかった。
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