第1章

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いつも通りバイトを終え、自販の前で、お疲れ様。 と乾杯し、SHINBAのホットミルクティーを飲んだ。 「るりは、誰からも好かれそうだし、いままで嫌な思いしたことなさそうだよね。」 スナが笑顔で言った。 それは、皮肉でもなんでもなく、本当にそう思って言ってるんだなと思った。 もうあの話題には触れないだろうと思ってた予想は外れた。 「死んじゃおっかなって思ったぐらい、中学は地獄の三年間だったよ。 すっごい、エッグイこといっぱい言われた。 なんだろね?あれ。 韓国人がそんな珍しいんかな。」 スナは、ポカンと言葉が出ないって顔してた。 予想外の返答に、明らかにビックリしてる様子だった。
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