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公園のすぐ近くに彼の家はあった。
しかし、その家を見て絶句した。
ここは、小学校の時の通学路だったのだが、
いつだったか、友達だった人と
こんな家に住んでみたいなー
と話していた、一言で表せば、大豪邸だった。
「え…ここですか?」
「うん。そうだけど?」
彼は不思議そうに言った。
確かに考えてみればそうだ。むしろ考えなかった
私がおかしいんだ。合計2億円なんて、
普通の家だったら、こんな簡単に出してくれるはずはない。
「さあはいって。」
そう彼に促され、私は家に入って行った。
「おじゃまします。」
「え、ちがうでしょ。今日から住むっていったよね。
ただいまじゃないの?」
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