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この学園に入った私は、常に大人しく過ごしてきた。
何故なら、彼らに逆らって酷い目に会いたくないから。
教師ですらも逆らえない生徒会。
だって逆らえば先生ですらも最下位にされてしまう恐ろしい存在。
最下位になった生徒が悲惨な目にあっているのを見て私は絶対に最下位になりたくないと思い目立たない、必要以上に発言をしない、常に隅で生きる、これを胸に過ごしてきた。
それさえ守れば平和な学園生活を高校生活を送れるからだ。
きっと、私はこれからもこの3つを守って生活をしていくだろう。
代わり映えのない毎日でもいい
平和に過ごせれば、何も起きなければそれでいい
そう思っていたしこれからもきっとそうだろうと思っていた。
私は知らない
もうすぐ自分の運命が大きく変わることを
私は知らない
学園や人々の運命が自分の手にかかっていることを
私は知らない
自分がこれからフラグを大いに立てることを………
何も知らない。
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