みんなに話さなきゃならないことがあるんだ

5/16
前へ
/18ページ
次へ
「……っ!!」 「えぇ!?ま、マジで!?」 「マジよ」 「本当なのか、ケンジ?」 ヒロに言われ、ケンジは小さく頷いた。 「なんで話してくれなかったんだよ水クセェな!!」 「いや、なんか、俺たち5人の関係が崩れちゃいそうでさ…… ごめんな、ユカ、結局最後まで言えなくて……」 「いいよもう……」 ユカは小さく笑って、4人を見る。 「そういうわけだから、みんなこれからもよろしくね」 「ま、まあ、あれだな、とりあえず、おめでとう!!」 「おめでとう!!」 「あ、ありがとう なんか、恥ずかしいな」 「……バカ」 「え?」 「バカ!!!!!!!!」 叫んだのは、ミユキだ。 「何よそれ!!何よそれ!! そんなの、そんなの私、私……」 「お、おい、どうしたんだよ」 ミユキは目に涙を浮かべ、ケンジとユカを睨みつけた。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加