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「所で見つけた
場所は普段から帰り道
に通る所ですか? 」
この質問には
俺は素直に
「いや、普段なら
寄りません。
会社でも色々と……
ありまして、遠回り
して考えたい事が
ありまして」
「そうですか、では
偶然ですねぇ……」
「帰り道で考え事を
する場合はあの公園の
ベンチには寄るのです」
ほう……と頷きながら
警官は俺からの話を
何かに書いている。
俺は続けて……
「全うに稼いだお金で
無ければ自分の
身に危険を感じる位、
大変なので……」
警官は、ほう、大変ですな~
と言いながら書類を
作成している。
「で、今夜は
遠回りをして
いつもの公園の
ベンチで独り、冷静に
考え事をしたいと
思ってたのです」
そうだったんですか、
と驚いた顔をしてから
警官は
「そんな時に得体の
知れない大金がポンッと
目の前に現れたら
警戒をせずには
いられませんな……」
と言いながら
うん、うん、と俺の話に
頷いて相づちを打ってくれた。
調書も終わり、
書類が、全て
書き終わったのが
午前1時だった。
ヤベ~。妻が今ごろ
激怒して待っているかな?
又は先に寝ててくれたら、
明日、理由を話そう。
と、ヘトヘトになりながら
自宅に向かった。
真面目に
本当に疲れたよ……。
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