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そして、人はいつしか、
「妖怪」と「半妖」たちの力を利用し、
天下を獲ろうと、考え始め・・・
人は強い力を持つ「妖怪」たちを、
家来の術士たちに命じて捕らえ、
術を使って操る様になった。
そんな中・・・人間たちが捜し求めた力があった。
それは、人間の間では伝説とされている
“永遠の命”を持つ鬼だった。
人間がその女の血を飲むと、
人間では無くなる事を引き換えに、
“鬼”と同じ強大な力と“永遠の命”が、
手に入れる事が出来ると言われていた。
そして・・・人間たちは、「我こそが天下を獲り!!
永遠の命を得る者」という、
欲望の争いが日本の各地で、
いくつか歴史に残った・・・戦国時代。
そんな中、妖怪たちは次第に知識を持ち始め、
弱気人間たちを食料したり、
人を自分たちの家来にし・・・
人間と同様に“永遠の命”も求め始めた。
いつしか、人間と・・・妖怪、
互いの欲を満たす為に、利用し合う世に発展した。
それから、3日後。
―津軽の地・堀越城―
人の成年は屋敷から見せる景色を
どこか悲しげな顔して眺めていた。
足早に青年の元へと男が駆け寄って来た。
「信久さま~!!」
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