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深い森の中ーー
1人の姫と女中たちが、
津軽藩の屋敷に向かって歩いていた。
姫の名は、龍姫(たつひめ)。
龍姫は龍の妖怪である、
石岡 三成の娘であり半妖であった。
龍姫は女中2人を連れ、
津軽へ落ち延びたのであった。
「龍姫さま、大丈夫ですか?
お疲れになっていませんか?」
龍姫は不安そうな顔していた。
「・・・・私は大丈夫だ」
龍姫が不安だったのは、
津軽へ落ち延びたからではなく・・・・
父:三成を心配していたのであった。
そんな龍姫に気遣う1人女中は、
「龍姫さま・・・大丈夫ですよ。
父、石岡 三成さまは、
生き残っているはずです」と言う。
「そう・・・・だったらいいがなぁ」
その時、森の中から大猿の妖怪たちが、
龍姫たちの前に現れた。
「「ガルルルル~!!」」
龍姫たちは、大猿たちに怯える。
「キャアアア~!!」
「大猿の妖怪~!!」
龍姫たちは動揺する。
「これまでかぁ・・・・」
龍姫が死を覚悟した時、
龍姫たちと大猿の間にシンが現れた。
「オレが居ない間に・・・大猿たちは、
人を襲う様になったんだなぁ」
シンは刀を抜く、大猿たちに挑む。
「おりゃぁぁぁ!!」
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