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信久は龍姫の方を見る。
「何をですか?」
「殿は、どうして。私を……妻として、
迎え入れたですか?普通なら、
敵対してい武将の娘を、嫁にはしません」
信久は真剣な顔なり、
自分の体を龍姫の方に向ける。
「実は、私が5~6才の幼子の時に、
今は亡き豊田 秀吉さまの城で、
あなたと会った事がですよ」
龍姫は驚く。
「えっ・・・?!」
信久は恥ずかしそうに言う。
「初めて、あなたと会った時から、
私は好きでした」
龍姫は突然の信久の告白に、
混乱と動揺する。
「……!!」
「だから、私は家臣たちの反対を押し切ってまで、
あなたを妻として、迎え入れたのです。
私にとって・・・あなたが、敵側とかは関係です。
だけど・・・あなたが嫌なら、
無理しないでいいです」
龍姫は急に頭を下げた。
信久は龍姫の行動に驚く。
「私が殿の妻になる代わりに……
1つだけ、絶対に守ってほしい
お願いがあるのですが……」
「何ですか?」
龍姫は真剣な目で、信久を見る。
「もし、わたしのことで、
殿の立場が悪くなったら・・・私を絶縁して下さい」
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