第18章 思い出

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次の日、翠は幼馴染の乃蒼に会いに行った。 青海は日本人だと言った。 乃蒼も確か日本人だったはずだ。 「Noah...Can you speak Japanese?(乃蒼・・・。日本語話せる?)」 翠は乃蒼の部屋のベッドに座った。 「Of course!(もちろん) But...Why?(でも・・・なんで?)」 乃蒼は不思議そうに翠の顔を覗き込む。 翠はその視線から逃げるようにうつむいた。 「There is the boy I hope to talk. (話してみたい男の子がいるんだ。)」 乃蒼は恥ずかしそうに顔を赤らめる翠を珍しげに見る。 翠が人に興味を示すことなどとてもまれだったからだ 「I see. I'll teach you.(分かった、教えてあげる。) Instead,please teach me about the boy.(その代わり、その子のこと教えてよ。)」 乃蒼は興味深々と言った感じで翠に問う。 翠は心から楽しんでいる風な乃蒼に内心呆れながら、事情を話し始めた。
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