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「また、ぜったい、あえる?」
翠は青海を不安げに見ながら伝えた。
「翠・・・。日本語・・・。」
青海は驚いた表情で翠を見る。
「べんきょう、した。
ねぇ、ぜったい?」
翠の不安そうな表情がより一層大きくなる。
青海は唇をぎゅっとかむと大きくうなずいた。
「絶対!絶対だ!約束!」
青海はずいっと小指を翠に向けた。
翠は訳が分からず首をかしげると、青海は翠の手を取って無理やり小指を絡ませた。
「これは、指切り。
約束したよってこと。
いつか、もう一度翠が僕の名前を呼んだら!
その時、翠に伝えたいことがある!」
翠は青海の顔を見て大きく頷いた。
「まってる!ぼくも、まってる。
だから・・・だから・・・。
またね、おうみ!」
翠はそういうと振り返らずに走り出した。
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