番外編

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迎えたバレンタイン当日。 青海は休む気しか無かったのだが、逆に翠には休む気などさらさら無いらしく、いつもの時間に起床した。 青海の親衛隊に啖呵をきったあの日から、翠は青海の寮の部屋に一緒に住んでいる。 翠の部屋も一応はあるのだが、青海が何から何まで翠の世話を焼くので、翠もその居心地の良さに自室には帰らず青海の部屋に入り浸り、そして今半同棲状態ができあがったのだ。 しかもキングサイズのベッドに2人で寝ているので、ほぼ毎日翠に腕枕をして抱きしめながら寝ている青海にとって途中で翠が起きてしまえば自分も起きるのだ。 逆に翠は青海が途中で起きたところで気付かず夢の中なのだが。。。 ともかく、翠が起きていつもの時間に学校に行くのであれば青海にとって朝ご飯を食べさせずに登校させるなど許すはずもなく、気だるい体に鞭打って自身の身支度を済ませると朝ご飯の準備をはじめた。
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