番外編

5/7
前へ
/157ページ
次へ
生徒会室に着くと、青海は普段は座らない3人か4人掛けくらいの大きなソファに横たわり本を読んでいた。 翠は青海の足元に座るとそのまま青海の膝に頭をあずけた。 それに気づいた青海は本を置き翠の頭に手を置いた。 「バレンタインって疲れるんだね。 青海が休もうって言った意味、分かった。」 翠はボーッと焦点の定まらない瞳で真っ直ぐ遠くを見た。 「俺らは特にこの時期出てくるとほぼパニック状態になるからな。言っていなかった俺も悪いさ。」 そう言いながら青海は翠の頭をなでた。 「でもこの大量のチョコ、どうするかな。 俺、甘いの嫌いだからチョコもらっても迷惑なんだよ。」 青海ははぁとため息をついた。
/157ページ

最初のコメントを投稿しよう!

336人が本棚に入れています
本棚に追加