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「まぁ、アレだ。こういうことはこれからきちんと考えるとして、だ」
ふっと大虎は顔を緩めると心羽へ一度キスをした。
「これでまだ2人だけの時間を楽しめるんじゃねぇか?」
少し悪戯に微笑んだ大虎に、心羽も笑みを洩らし頷く。
「うん、そうだね」
「いろんな所へ連れて行きてぇし、またパーティーやなんかでお前を連れて歩きてぇしな」
「パーティーかぁ」
テンションを下げた心羽に大虎は笑い、愛おしそうに目を細める。
「でも、大虎といろんな所に行きたい」
「あぁ、思い切って世界一周旅行でも行くか?」
くすくすと笑いあう2人は見つめ合い、それからゆっくりキスをする。
次第に深く、お互いの愛を注ぎ合い、お互いが瞳の奥へと覗きこむ。
「……2人で旅行するなら、まだ出来ちゃ困るよな?」
「……んー、そうかな」
「よし、しょうがねぇが、避妊するか」
「大虎。その前に、しばらく無理だよ」
「…………」
心羽を見下ろす大虎はそのまま固まって、見上げる方は楽しそうに肩を揺らした。

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