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禁じられた想いだった。
何度も、何度も、自分を戒めて。
一瞬だけ過った邪な願い。
皮肉にも、それが叶えられてしまった。
何で、あんなことを願ったんだろう。
どうして、神様は助けてくれなかったんだろう。
何故、私に天罰を下さなかったんだろう。
私の傍らには、遺された宝物。
それをギュッと抱きしめて。
自らの生を呪う。
ごめんなさい。
一生かけて守るから。
唯一遺された、この穢れなき宝物を。
そのためだったら、どんなことでもする。
たとえ地獄へと堕ちようと。
だって、私には幸せになる資格なんて無い。
これが、悪魔に魂を売ってしまった私の贖罪。
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