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「…先ほど、『ヤヌスの森』と言ったじゃろう?その森を中心にバランスが崩れておる。お主はヤヌスの森に行き、原因を調査してもらいたいのじゃ。…頼めるか?」
「ああ、もちろん」
「ああ、ありがたい。お主が選ばれて実に良かった」
シオンがホッとした顔をした。
サクラは相変わらず心配そうな顔をしている。
「じゃあ、今すぐ送ってくれ」
「「な?!」」
二人がまた同時に素っ頓狂な声を出した。
「いやいや、妾もまだ話すことがあるのじゃから、ちと落ち着け!」
「そうですよ!まだ少しここにいてください!アネモネ様も疲れているでしょう?今はゆっくり休んでください」
この後、少し私は抵抗したが、結局言いくるめられ少しここにいることになった。
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