プロローグ

9/10
前へ
/169ページ
次へ
「え?!」 「さ、さようか?!」 二人が素っ頓狂な声を出した。 「ああ。私、特にすることもないし。自分が何かも知りたいからな」 「え、でも…本当によいのか?」 「だからいいんだって。いざ受けてみるとそんなに慌てるのかよ」 「でも、勇者の仕事はもしかしたら危険かもしれないんですよ。 もしかしたら…死ぬかもしれません」 サクラが本当に心配そうな顔をして、私を見てくる。 「ああ、もう決めたから。それで仕事はなんなんだ?」
/169ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加