第1章

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僕の彼女は病気になった。 彼女の病気はとても難しく重い病気だった。お金が足りずもう助けられないと考えていたところ突然僕の手元に一億円が届いた。 すごく不思議な事だったが、これで彼女が助かると思うとすごく幸せな事だった。 そして無事彼女は救われた。 これが一年前の事だ。 今僕の彼女は新しい命を授かった。 僕と彼女の宝物。 これから2人で宝物を幸せにゆっくり大切にしていくつもりだった。つもりだったのに…最悪の悲劇が僕らをおそう。 ある日会社に通勤している途中、非通知で僕のケータイに電話がかかってきた。 でてみるとけたましく大きな声で 「もしもし、望月光様のケータイで間違えないでしょうか?」 「え?あっはい。」 「奥様が急遽倒れて入院することになりました。急いで病院にきてくださいっ!!」 え。僕の頭の中が渦巻く。 うそだろ?だってさっき家を出る時まで元気だったじゃないか。 そんな疑問と不安を抱えながら病院に全力疾走で向かう。
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