出会い

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私は世間からは一流企業って言われる会社に勤めてもう4年目。 営業事務に配属されて、最初は右も左もわからず大変だった。けど、少し要領もわかってきて仕事にやりがいが出てきたころ 学生の時からなぜか言われる「高嶺の花」は仕事をはじめってからもいつの間にか呼ばれていて。 「高嶺の花」って呼ばれるのはうれしい反面、さみしい。 「桐谷ちゃん、これコピーお願い。」 「はい、かしこまりました」 営業さんの雑用も私たち営業事務の仕事 頼まれた書類をコピー機に… あれ?印刷がでてこない… え?なんで? 壊れた?意味もなくコピーボタンを連打してみる。 ……反応なし どうしよう…機械って苦手なんだよなぁ 困り果てていると 救世主 「沙羅、どうしたの?」 「あ、凛」 彼女は同じ営業課の同期。 入社からの大の仲良しだ。 「コピー機壊れたかも…ってか何もしてないけど壊したかも 全然反応ない。」 「あぁ、インク切れでしょ。総務に連絡して変えてもらいなよ。」 「そうなの? はーい。総務ねっ」
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