はじまり2

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びっくりして固まる。 タカヤは眉間にシワを寄せている。 すぐに返事をしなかったのが気に入らなかったのか。 タカヤがオレから顔を離す。 「お前いつも気抜きすぎ、 後ろから刺されっぞ」 「後ろから刺されるような覚えないよ」 「そうかー?せっかくの手作りプレゼントを人に食べさせてんのに?」 タカヤが机の上のクッキーを眺める。 「お前に言われたくないね。 」 タカヤは背が高く端正な顔立ちに切れ長の目、 短髪。 引き締まった体躯。 落ち着いた雰囲気で人気がある。 女癖がいいほうではなくしょっちゅう二股だのでもめているが、 いっこうに懲りた様子はない。 こんなヤツにとやかく言われる覚えはない。
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