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前にいたユミさんが引退して、
リホが入った。
紅一点。
タカヤはパソコンを叩き始めた。
小気味良いタイピングの音。
それを眺めながらマナトが入れてくれたコーヒーを飲む。
もうぬるくなってる。
「で、
マナトは?」
タカヤはパソコンに向ったままそう言った。
答えようとしたときドアが開いた。
入って来たのは、
藤原さんだった。
「お疲れ様です。
」
反射的に挨拶をする。
タカヤもドアの方を振り返り同じようにに挨拶をする。
「お疲れさん」
藤原さんがオレを見て目を細める。
あ…。
オレは片方の手に持っていた煙草を灰皿に押し付ける。
「ダメだっつたろ、
二十歳になるまでここではやめとけ、
面倒になる。
」
藤原さんが少しキツい口調でいう。
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