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ユズルさんは俺の腕の中じっと目を閉じてる。
「マナト・・・。
」
ユズルさんは俺をそっと抱き返してくれる。
暖かい何かが俺を満たしていく。
どうしてこの人はこんなに暖かいのだろう。
どうしてこんなに俺を安心させるのだろう。
ユズルさん。
あなたを選んでよかった。
抱きあったまま眠った。
目覚めても傍らにある温もりが愛おしくなる。
眠ってる頬に唇を寄せて、
また目を閉じる。
親の帰りが遅いので見つかる心配はなく、
シャワーを使って部屋へ戻る。
ユズルさんは動けないので、
俺は一人で近くのコンビニまで夕飯を買いに出る。
一応、
親が帰って来るといけないのでリビングのテーブルに“友達が泊まりにきてる”と書き置きを残す。
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