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自分の部屋へ運んでユズルさんと食べる。
家を出る時に、
テーブルにメモを残す。
どうせ俺の方が帰りは早いから帰って来てからでもよかったけれど、
忘れなうちに。
“朝食サンキュ。
今度から自分で作れるから大丈夫。
学校行って来る。
”
ユズルさんは今日は大学へは行かず家に帰るらしい。
俺は学校を休んで送ると言ったのだけれど、
ちゃんと学校いかないなら二度と来ないと言われ、
仕方なく学校へ向かった。
それからは、
ユズルさんの家に行ったり、
俺の家に来たり。
藤原さんの時のように気兼ねすることは何一つない。
あんなに辛かったけれど、
半身どころか体の大部分を持って行かれたと本気で思ったけれど、
これでよかったのだと思えた。
あの辛さの分だけ、
ユズルさんは俺を満たしてくれた。
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