恋愛 1

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「マナト。 」 近づいてきて、 俺の顔を覗き込む。 だめだ。 目が合わせられない・・・。 俺も何を意識してんだ。 「ぼけっとしてないで、 早く脱げって、 風邪引く。 」 俺を咎めるように言う。 「ユズルさん。 」 「ん?」 「・・・して、 いいですか?」 「え?」 何食わぬ顔できょとんと俺に訊き返してくる。 無防備すぎる。 その表情にたまらなくなる。 ゆっくりと歩み寄って顔を寄せる。 そっと唇を重ねた。 触れ合うだけのキス。 俺がゆっくりと目を開けると、 ユズルさんは真っ赤になって固まってる。 すごい・・・かわいいな、 この人。 腰に手をまわして、 抱き寄せる。 指に素肌を感じて、 余計に変な気分になる。
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