第1章

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昭和20年夏、日本にハーグ陸戦条約に違反する爆弾が投下された。 一般市民まで虐殺したこの爆弾を来ることは知っていた。 だが、多数の高高度の敵機を撃墜できる飛行機は日本には無かった。 日本は戦争に負けた。 百武は田舎で隠居生活を送っていた。 百武「結局、お前の1億円は何だったのかな?」 私 「これからの日本のためですよ。」 日本製のテレビとラジオは高性能で諸外国では好評だった。 さらにトランシーバーを改良し、どの国よりも先駆けて携帯電話を開発した。 日本はこれらの産業で戦後急成長を遂げる。 私は公園で日向ぼっこをしながら本を見ていると、小さな男の子がのぞき込んできた。 ねえ、これ何かの花? これはね、電波望遠鏡でみた太陽だよ。 へぇ~向日葵みたいだね。 私は微笑みながら「そうだね」と答えた。
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