第1章

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1億円の使われる場所は艦政本部だが 持ち主は、百武中将本人ということになっている。 百武中将がすでに海軍内で浮いた存在であり、左遷人事となることが明白だからだ。 艦政本部から横須賀鎮守府司令長官にに異動し、大将に昇進する。 もちろん、影で日本の電波技術は大きく進歩していった。 百武大将は上手に動いてくれている。 昭和16年12月、日本は第二次世界大戦に参戦 この時、百武は海軍高等技術会議議長に就任していた。 すでに試作ではあるが電波探信儀は射撃用も完成し 偵察機には対空・対水上の電波探信儀の搭載実験も行われていた。 戦局が日本有利に進む序盤、日本の快進撃は止まらず シンガポール、マレー半島、ニューギニア島を占領する。 さすがに米国も本気を出してきた。 日本を凌駕する物資と工業力・・・ その矛先は日本!!
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