第1章

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日本は優秀な電探・航空機・熟練兵のおかげで 南太平洋、中部太平洋でも連戦連勝。 米国では新型空母エセックス級を32隻建造 艦載機も2000馬力の新型機の量産開始、戦力・人員ともに日本を凌駕しはじめる。 昭和19年6月、日米の主力がマリアナ沖にてぶつかる お互いに、参加する空母は15隻に航空機1000機 情報収集は日本軍の電探の方が早く捉える。 敵艦隊を捕捉した日本機動部隊は直ちに攻撃を開始する。 米戦闘機のF6FヘルキャットとF4Uコルセアは、日本の零戦を圧倒し次々と撃墜してゆく。 かろうじて米戦闘機のすき間を抜けた、日本の攻撃機もVT信管の前では米艦隊に近づく前に撃墜される。 敵の位置も兵力も知っていた。 だが、圧倒的な力の前は止められないのだ。 ヘビー級のボクサーが放つパンチの位置、軌道をバンダム級のボクサーが 予測できていたとしても、パンチを受け止めた瞬間に吹っ飛ぶように。
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