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「マナト?どっかいくの?」
「買い物、
行ってくる。
」
「え、
じゃあ俺も行くし。
」
「じゃあ、
さっさと着替えて貰えます?」
「なんだよ、
行くなら行くっていえよ。
てか、
なんで敬語?」
ユズルさんはおかしそうに笑う。
あーむかつく。
そういう無神経なところが腹立たしい。
ユズルは手早く着替えると玄関で待っていた俺の背中におぶさるように抱きついてきた。
「お待たせーマナトくん。
あれは、
同僚の女の子で今度、
課でやる飲み会の件だから、
機嫌直せよ。
」
なんだ、
気がついてたのか。
「別に、
そんなんじゃ。
」
「そう?ならいいけど。
」
ユズルは後ろから俺の頬にちゅっと音を立ててキスをすると、
巻きついていた腕をするっと解いてふふっと笑った。
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