同棲

6/37
前へ
/199ページ
次へ
「おれが、 なに?」 「ユズルが・・・色っぽいから」 「・・・何言ってんだ、 ばか」 ユズルは呆れて笑う。 先にシャワーを浴びて、 ユズルが出てくるまでに朝食を作る。 休日の朝。 外は雨だ。 今日は二人とも特に予定もなく、 ごろごろと部屋で過ごすことになるだろう。 朝食を食べて、 簡単に掃除をしてテレビを見る。 テレビを見ながらユズルを抱き寄せて、 また肌に指を這わせる。 ユズルは昼間からとかあれこれ文句を言いながらも、 本気で抵抗はしない。 一緒に暮らしだして数カ月、 ユズルが傍らにいることがまた当たり前になった。
/199ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加