第二章 邂逅

6/6
前へ
/44ページ
次へ
 そしてオーディンは指をならす。すると、意識がぐにゃりと歪み始めてきた。頭痛がする。吐き気がする。だがそんなことはどうでもいい。なぜかはわからないが、あれほど世界に裏切られたにもかかわらず、それでも僕はいま新たな世界にたいする期待で胸があふれていた。 そして、意識が落ちる。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加