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「まったく理不尽な扱いだな……まあいいけど」
そういいながら自分はノペアの隣に勢いよく座り込み、今日の朝食を確認する。今日の朝食はパン二切れにソーセージが二本。隣にスープが置いてある。比較的普通の食事内容だ。
「そういえばノペア、今日出さなければならない課題やったか?」
パンを口に含めながらそうノペアに聞く。するとノペアはゆっくりと食べかけのパンをお皿におき、とても神妙な面持ちでこちらに向き直り、こう呟いた。
「…………一切手をつけてないです」
「いや、そんな神妙そうな面持ちでいうなって」
軽く音が立つ程度にノペアの額に凸ピンを食らわせるとノペアは奇妙なうめき声をあげながらこっちをじとーっと見つめてきた。すると、自分の額にも同じような強さで衝撃が走る。周りを見渡すとプリンがくすくすと笑っている。原理はわからないが、プリンが自らの魔法で自分に同じことをしかえしたのだろう。
プリンの属性は現象。どういったものか詳細はわかっていないが、彼女は様々な現象を文字通り引き起こせる。実力は未知数だが、個人的な見解だと恐らく機関のメンバーに匹敵するのではないだろうか。
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