第1章 エピローグ

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 そして気がついたら目の前には人の形をした肉塊が二つ転がっていた。苦悶の表情を浮かべて絶命している両親と名乗っていた何か。 「もう、こんな人生はうんざりだ」  疲れた。飽きた。虚無だ。無意味だ。無慈悲だ。自分には生きる価値がない。いや、もしかしたら世界のはけ口にされていたのかもしれないが。そんな人生は自分は願い下げだ。 そう重いながら、自分の首を切り裂いた。
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