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「でも、ハギスってモンスターですよね?町にまで連れては行けないですよ!?」
と反論したわたしに対して、
「モンスターも人と仲良くなる事だってあるし忠誠を誓う事だってある。ペットとして飼ってあげるといいさ。それと…これ」
そして手渡される一枚のカード。これって…?
「それをハギスに差し出して」
言われるままに差し出すと、ハギスがみるみるカードに吸い込まれていきました。
そして残されたカードはわたしの手元に。この現象は一体?
「゙契約゙おめでとう澪音ちゃん。これでそのハギスは君のペットになった」
あのハギスがわたしのペットに?
「モンスターを倒したり瀕死にまで弱らせた時にさっきみたいにモンスターが黒いもや―魔素を吐く事がある」
その後のガイドさんの説明は、次のとおり。いわく、
モンスターには、モンスターであるための「魔素」という物があり、それにより凶暴化、異形化した器物や害獣が、つまり魔物―モンスターと呼ばれる事。
モンスターは人には(ほとんど)馴れず、襲う事を本能としている事。
モンスターが死ぬ時は魔素を全身から噴き出し後には戦利品―素材などしか一般には残らない事。
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