プロローグ

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ど、どうしよう。また、またお爺ちゃんが居る!何で!?お婆ちゃん家って出るの?もしかして、私のお爺ちゃん!? いや、どう見ても違う!こっち睨んでる! あ、目があった。……。 祖母の家に着いて、美味しいご飯と気持ちの良いお湯に浸かり、フカフカで肌触りの良い布団に包まれさあ寝よう。そう思った時にふ、と視線を感じたさくらは視線の感じる方へと向いた。 しかしその人物は正座をしてただ、じっと。…睨んでいるお爺ちゃんの姿。 さくらは体を硬直させ理解するのに時間が掛かった。いや、理解はしたがしたくない気持ちが強く必死に誰だろうか、もしかして幻覚ではないかと考えるもサーッと、血の気が引き目の前に居る人物。 もう人とは呼べないソレは、完全に幽霊。
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