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1週間が経った今でもそれは変わらず、近くの田村高校に転校して来たが、その学校のトイレから妙な声が聞こえてきたり夕方辺りになると公園ではしゃぐ子供。
にも見えるが足は無く、さくらはここは幽霊の住む村ではないのかと考え始めた。
さくらは幼い頃から霊感が強く、首の無いおじさんが居る。口の大きいお姉さんが居る。
そう両親に話す程幽霊を目撃している。
そんなさくらにとっては恐怖でしかなく、この真っ暗な部屋で震える体を布団で包むが消える気配が無くどうしようかと頭をフル回転させる。
「な、何でそんなに睨むの…?」
チラリと視線を目の前のお爺ちゃんへと向けると急に体の上に現れ、声にならない声をあげる。
「………っ!?」
急に睡魔に襲われたさくらはその睡魔に逆らえる事がなく、瞼をそっと閉じた。此方を睨むお爺ちゃんを見つめながら、
―――――ゆっくりと。
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