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計画
まずは、言い寄ってくるアイツを使うか。
叔父の愛人だった冴子だ。
一億程度で手のひらを返して愛想よく尻尾を
振る女も見ものだな。
それを見ているだけでも、おかしくて仕方がない。
さて、具体的にどうするか。
第一段階はもうこの時点で手に入れた。
冴子に頼んで、オレの客を紹介してもらおうと思った。
オレは知り合いのホストクラブで、
バイトをすることにした。
客が来るのなら、雇う側としても文句はないのだろう。
出勤初日は、いきなり冴子と同伴した。
さすがに、この界隈で一、二を争うホステスだ。
ホスト側も、この女に群がってくる。
せいぜい金を落としていってくれよ。
オレの売り上げが上がるからな。
冴子は、知り合いのホステスやら、
友人やらを連れてきてくれたよ。
おかげでこっちは、ウハウハだ。
その連れてくる女たちにも、
持っている金をチラつかせたよ。
しかし、深い仲になると面倒だからな、
その点はいつもうまく逃げたよ。
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