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私の朝は、いつもこんな感じから始まる。
「夕月、起きなさい。学校に遅刻するわよ。」
私は、櫻井 夕月 高校一年生 彼氏はナシ
実を言うと自分でも驚くくらい恋に関して疎いらしく
心から恋愛をしたいと言う事が今までなかった。
「はーい。」
バタバタ
私にとっての朝は、いつも騒がしい朝から始まり
「本当に夕月は、朝から騒がしいわね。」
「本当だな。」
両親は、毎度の事ながら呆れられているのは言わなくても分かる。
「お母さん、私もう出るから・・」
「お弁当忘れないでね。」
「うん。」
「彩月待って、私も行くから・・」
「だからいつも姉ちゃんって呼びなさいよ。」
私には、双子の姉が二人
「双子だから良いじゃない。」
「じゃあお母さん、行って来ます。」
「いってらっしゃい。」
姉は私よりさっきに学校に行く
「お母さん、私のお弁当は?」
「もう作っているわよ。」
「私ももう行く。」
「朝ごはんは?」
「いらない。」
「ちゃんと食べて行きなさい。」
「行って来ます。」
「今日は、学校が終わった寄り道しないでまっすぐ帰って来なさいよ。」
「はーい。」
夕月は、パンだけかじって出て行った。
「もうあの子は・・」
「元気で良いじゃないか。」
父は、こんな感じで笑っていて優しい父親なのだ
「あなたも甘いわよ。」
「さて、私も出るかな。」
「今夜は遅いのですか?」
「いや、遅くはならないよ。今日は、夕月の誕生日だから・・」
「そうですね。」
そしてお父さんも仕事に出かけた。
その頃、夕月は・・
「夕月―。遅いぞ。」
走って登校中の時、意地悪ばかり言ってくる幼少の時からの幼なじみで
会えば喧嘩ばかり大事な友人の岡村 潤
「潤ーうるさい。潤だって遅いじゃない。」
そして登校途中に絶対に私に意地悪ばかりいう奴がいる。
「二人とも朝から夫婦喧嘩?」
彼女の例外ではない。
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