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遺産一億円
結城愛里は、ひょんなことから、1億円を手に入れた。
ひょんなこととは、結果的に言うと遺産相続である。
ある身寄りのない老人を献身的にお世話をし、
その老人が亡くなったのだ。
この老人の雇っていた弁護士が、
愛里に老人が遺産を残していた、といってきた。
老人は、
『生きている間に、よくしてくれてありがとう、
お詫びとお礼の気持ちなので、快く受け取って欲しい』
という内容の、遺書を残していたのだ。
そのように言われて、拒否するわけにもいかず、
愛里は遺産である一億円を受け取ったのであった。
愛里は遺産を手に入れた日の夜、夢を見たのだ。
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