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「空､まずは見学でいいから…俺達と一緒にサッカーやらないか？」
「……」
黙り込む空に海が続けて話しかけた。
「お前の実力は知ってる。あんな凄い球が蹴れるんだ！だから少し練習すればすぐ上手くなるって！空…サッカー好きなんだろ？」
「…よし。」
この話題になってからずっと黙ったままだった空がようやく口を開いた。
「海､決めたぜ！俺､サッカー部に入る！」
「お！？本当か！本当に入ってくれんのか！？」
「あぁ！俺はやるぜ！いっぱい練習していつか俺と海のゴールデンコンビ結成だ！」
「おぉぉおぉお！やろうぜ！空が蹴ったボールを俺が決める！んで一緒に県大会､関東大会に出るんだ！」
「しゃーーー！新生星南中学校サッカー部！目指すは日本一だーー！」
目標が定まりやる気に満ちた二人。
しかし､その舞台に立つにはどうしても越えなくてはならない壁があるのだが…。
それはまた次の機会に…。
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