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「じゃあ残りのメンバーは俺がなんとかしとくから今日はこれで解散!」
「おーーーー!」
キャプテン後李の一声で他のメンバーは皆家路についた。
「空ぁ!」
荷物をまとめて帰ろうとする空の肩を掴んで後李が話し掛けてきた。
「ウチの攻めの要はお前だからな!頼むぜ!」
「お、おう!」
空は運動神経が抜群なだけあってこういう事は妙に期待されるのがあたりまえになっていた…。
…あれから10分。
教室には騒いだ後の乱れた机が並ぶだけとなり、1組ゴリーズはほぼ全員帰宅。
…ほぼ全員。
唯一残っていた空がふと窓から外を見上げるともううっすらと白く星が光っていた。
そして下の方に目をやるとグラウンドにサッカー部が数人…。
その中に海もいたのだろうがあいにく空の目では確認できなかった…。
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