第1話『中東?東中?どっちもちげーよ!!』

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俺がこの学校に絶望したのは何もホモがいない、というだけではない。 「おらあ!話が長すぎんだよクソジジイ!!」 この学校の約60パーセントが不良だったことにも、俺は絶望した。 いや、少数なら俺も大喜び(腐展開的に)だったのだが、 多すぎない?これ。 よく考えてみてほしい。 60パーセントといえば、人体に含まれる水の量だ。 多いよね? 「落ち着きなさい!」 「落ち着いてられるかよ!」 「せんこーよお…あんたらもいつまであのクソジジイに従ってるつもりだ?」 「い、いい加減に…」 「おい!大変だ!中野さんが来たぞ!」 その瞬間、 体育館全体が地面に顔をつけた。
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